山梨県甲府市塩部の人工透析施設

TEL 055-252-3811

透析合併症対策

血液透析とは腎機能そのものを修復するものではありません。何らかの腎疾患によって失われた腎機能を1週間あたり12時間で代替するものです。よって24時間体制で体内の水分・電解質を常に監視して調節する腎臓という臓器の100%を補うことはできません。それゆえ透析合併症と呼ばれる様々な病態が存在します。それらに対して、どのようにすれば予防できるのか?いかにすれば早期発見・治療に結びつけることができるのか?それらは患者様のみならず透析に従事するスタッフ全員が真摯に向き合わなければならない命題です。

もちろんその命題に対しては研究がなされており、対応策として様々なことがわかってきております。透析食というものはその中で最も古典的で、現在も最も重要な位置付けにあります。また内服薬や注射薬・診断法の開発も進んでおり、診療ガイドラインも多数出てきております。したがって透析施設のやっている医療内容はどこも同じように思われがちですが、実は各透析施設でプライミングの手順はもちろんドライウェイトの決め方・処方内容・投薬内容・検査の測定内容・頻度から解釈の仕方まで異なっております。もちろんその施設の事情や背景に合わせることは必要で、ある程度の違いは仕方がありません。しかしその一部は他の施設の人間からみると疑問視せざるを得ないということがよくあります。透析施設というものは経験・伝統という名前の惰性の医療が横行しやすい場所なのです。日進月歩の医学の世界で新しい知見を学ぶことも大切ですが、特に透析施設にとって今やっている診断・治療が本当に正しいことなのか振り返ることはそれ以上に大切なことだと思います。

すずきネフロクリニックは2週間に1度血液検査を効率的に行い、医師が厳密なチェックを行っております。検査技師によるエコー検査を定期的に行っており、適切な維持透析管理や透析合併症・随伴する疾病の発見につなげております。また処方・注射薬・ドライウェイトの決定も各々の患者様の病態を考え惰性を排除した透析治療を心がけております。ここでは当院の各々の透析合併症の基本的な病態・予防・診断・治療について説明させて頂き、当院における各病態への取り組み方も話したいと思います。これを機会に患者様そしてご家族が透析合併症に対する知識を持っていただくことで納得できる診療を受けて頂けることにつながれば幸いです。

すずきネフロクリニックは透析合併症の予防・診断・治療を適切に行い、患者様が透析合併症の不安から開放された健やかな透析ライフを過ごされることを目標に尽力しております。