山梨県甲府市塩部の人工透析施設

TEL 055-252-3811

第5回調理実習会

2007年08月20日(月)

透析患者向け食事を家族が学ぶ 山梨学院短大 4品を実演

調理実習をする参加者=甲府・山梨学院短大

山梨学院短大食物栄養科の依田ゼミと甲府市塩部一丁目の透析施設「すずきネフロクリニック」は十九日、甲府・同短大で透析患者の食事についての講座を開いた。  同短大の依田萬代准教授の指導を受ける同ゼミの二年生五人と、同クリニックの管理栄養士が透析患者向けのメニューを考案。同ゼミの横内里沙さんと吉野夕菜さんが、塩分やリン、カリウムが控えめで、良質なタンパク質を摂取できる料理四品の調理法を実演した後、参加した患者や家族ら約九十人がグループに分かれて調理実習を行った。
甲府市の男性患者(61)は「安心しておいしい物を食べられるのがうれしい」と完成した料理を写真に収めていた。同ゼミ代表の奥秋麻美さんは「患者さんにとって、毎日の食事作りは大変だと思う。講座を通じ、工夫次第で楽しく味わえることを伝えたい」と話していた。

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