山梨県甲府市塩部の人工透析施設

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日本栄養改善学会2009

当院は日本透析医学会の教育関連施設であり、維持透析に関する新しい知見を得るために日本透析医学会学術総会に参加しその報告会を行っております。
第56回日本栄養改善学会(札幌市・札幌コンベンションセンター)

「透析患者の栄養教育における課題」~調理実習会の実施と今後の検討~
すずきネフロクリニック/○標雅子、荻野晴子
山梨学院短期大学/依田萬代、根津美智子
【目的】

わが国の透析患者は2007年度末には27万人を超え、慢性腎不全の原因も生活習慣に関係した糖尿病、高血圧が中心になっている。また、高齢化により、合併症で入院が必要な患者も年々増加傾向にある。したがって、透析治療にかかわるスタッフは、それぞれの合併症の病態を理解したうえでの栄養管理を行うことが必要となる。当院では、患者と家族が透析療法を理解し、実践していくことを目標として毎年1回調理実習会を行っている。今回は、調理実習会の効果と今後の課題について検討したので報告する。

【対象と方法】

2003年から2008年に開催した6回の調理実習会に参加した山梨県下の透析患者と家族。調理実習会前にアンケート調査を行い、テーマと献立を決定し、調理実習後にもアンケート調査を行った。

【結果】

事前アンケートにより患者や家族が常日頃から食事療法に対し「リン・塩分・水分・カリウム」について得に難しいと感じていることが分かったため、患者と家族の希望に沿った調理実習会のテーマを取り入れることができた。その結果、事後アンケートでは「食事療法の重要性」「リンとカルシウムの関係」「減塩職の重要性について」「興味深く、家庭でも実行し改善していきたい」という声が多く聞かれた。

【考察】

カリウム処理や計量方法を具体的に示したうえでの調理体験により、味付け・食品の量・減塩の工夫・調理ポイントなどの理解が得られ、食事療法の必要性を再認識でき、意識付けができたと思われる。

【まとめ】

調理実習会は参加者の情報交換、親睦、交流の場となる。今後は、この調理実習会をきっかけに継続した食事療法が実践できるよう家族も含めた小グループでの実技指導も考慮していきたい。

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